MacPortsを使ったRuby/Railsのインストール

MacPortsを使ったRubyRuby on Railsのインストール記録です。
Rubyをインストールする場合、Ruby本家からソースコードをダウンロードしてコンパイルする方法が開発者らしいと思ったのですが、自宅Macなので時間をかけたくなかったため、安直な方法を選びました。
MacPortsのインストールとRuby本体、RubyGemsRuby on Railsをインストールすることを目指します。

MacPortsのインストール

MacPortsのインストールははこべにっき#さんの「MacPortsでステキなUNIXツールをインストール」を参考にさせていただきました。

MacPortインストールの準備

MacPortsのインストールにはXcode Toolsが必要です。
Xcode Toolsは、Max OS X付属のインストールディスクを使用してインストールするか、Apple Developper Connectionのサイトからダウンロード(要会員登録)してインストールします。2007/09/02現在、Xcodeの最新版は、2.4.1です。

MacPortsのインストール

MacPortsは、http://www.macports.org/からダウンロードできます。
2007/09/02現在、MacPortsの最新版は、1.5です。
Mac OS X 10.4の場合、MacPorts-1.5.0-10.4.dmgをダウンロードしてインストールします。

環境変数の設定

MacPortsは、/opt/local配下にインストールされます。PATH変数に"/opt/local/bin"と"/opt/local/sbin/"、MANPATH変数に"/opt/local/man/"を追加します。
設定は.bashrcあたりに以下の設定を記述します。

export PATH=/opt/local/bin:/opt/local/sbin/:$PATH
export MANPATH=/opt/local/man:$MANPATH

ここまででMacPortsのインストールは終了です。

Rubyのインストール

MacPortsのインストールが終了したら、本題のRubyRailsのインストールを行います。
まずは、Ruby本体のインストールから。
MacPortsは、通常依存関係があるソフトウェアやライブラリがあわせてインストールされるため、下記コマンドだけでRubyのインストールが実行されます。とっても簡単。

$ sudo port install ruby

MacPortsインストーラはソフトウェアをインストールする際にソースコードのダウンロード、コンパイル、インストールを行っているようなので、Rubyの様な多くのライブラリに依存しているソフトウェアのインストールには時間がかかります。
インストール実行中のログを眺めていると、Rubyが必要としているライブラリが見えてきてちょっとしたお勉強になりますね。

インストール終了後、"ruby -v"を実行すると、バージョン情報が表示されます。

$ ruby -v
ruby 1.8.6 (2007-03-13 patchlevel 0) [i686-darwin8.10.1]

ruby 1.8.6」と表示されれば、ちゃんとインストールがされています。
Rubyのバージョンが「ruby 1.8.6 (2007-03-13 patchlevel 0) 」ということなので、Ruby本家の最新版(1.8.6-p36)からすると少し古いバージョンがインストールされています。

RubyGemsのインストール

続いて、RubyGemsのインストールです。

$ sudo port install rb-rubygems

Railsのインストール

最後に、Railsのインストールです。

$ sudo port install rb-rails

後は、必要に応じてRubyのライブラリやSQLite/MySQLあたりをインストールすればよいでしょう。
MySQLのインストールやRailsの開発環境構築についてはいずれ書きたいかな。